鍋掛村役場跡
黒磯町鍋掛支所跡
黒磯市老人憩の家鍋掛荘跡
 (越堀自治公民館建設記念)

 慶長8年(1603)、徳川家康が江戸幕府を開き、翌9年、奥州街道が整備された。 
 以後、幕府のご機嫌伺いのため、大名の出府が広く行われた。
 伊達公出府の折、那珂川洪水で渡河出来ず、急遽、那珂川岸に仮屋を建て、減水を待って江戸に向かった。このとき仮屋を建てるのに協力したのが沼野井の藤田和泉重統である。
 宿場の形成は、彼がその仮屋を払い請け、旅籠に建替えた事に始まる。
 越堀の地名は、彼が郷川という堀を越えてきた事に由来するとも言われている。参勤交代の制度建立と共に、大名行列・廻来その他物資の輸送、商人・旅人の往来等で賑わい、近郷や他国から移り住む人が増えて宿場として栄えるようになった。
   (鍋掛地域車座談議運営委員会)

越堀自治公民館

奥州街道越堀宿解説

奥州街道越堀宿枡形の地碑