この碑は嘉永10年(1848)10月に芦野宿の問屋をつとめた戸村右内忠怒が撰文建立したもので、全文19段、約3,500の文字を刻した碑文である。
 長文で孝行の大切さと善行をすすめ、堕胎の戒めと生命の尊重など実例や例えを用いながら儒教的精神を中心とした人の道を優しく教えている。
 この碑は、自然石に炎帝神農氏の姿か、昔時この地方でも牛を 「べこ」 と称し、石の形が臥牛に似ているための呼称と思われる。
 この碑文を通して幕末期の民情風俗や社会、経済及び道徳思想を知る歴史的文献として貴重である。  
   (那須町教育委員会)

べこ石碑の全文と時代背景が記されている。

べこ石

べこ石の碑解説

べこ石碑文