槐木の向いにある小堂

文化13年(1816)の馬頭観音・地蔵菩薩

正徳2年(1712)の南無阿弥陀仏名号碑

槐木解説

 羽黒坂の急坂と桧村からの坂を登り詰めた所、槐木の巨樹が地名となりました。
 馬力・大八車や背負荷の上り荷・下り荷の人々の休み場として賑わった所です。槐木と向かい合って、赤松の根元に正徳2年(1712)の修行僧木食三世真円唱謁の念仏供養塔・文化13年(1816)の馬頭観音他があります。
 (奥多摩町教育委員会)

槐木

さいかちぎのサイカチ

 この土地の名称に縁りの古木で、地名の漢字槐木は当て字です。
 5~6月頃黄緑色の花を咲かせ、豆果は長さ20~30㎝、幅1㎝内外で秋に成熟する。この豆果はサポニンを含み薬用、洗濯用に利用されました。
 所在地 氷川字槐木
 漢字名 西海子
 種別  マメ科サイカチ属
 樹高  15m 
 幹囲  3m
  (奥多摩町教育委員会)