国分寺崖線の緑の保存
この地は 「樹庭」 と名付けられた数多くの緑の大樹が鬱蒼と茂る、国分寺崖線上の優れた風致と景観の場所であった。
「パークコート瀬田」 の建設にあたり、瀬田地区を中心とする多数の住民から緑保存の強い要請が行われ、この地にあった70本の樹木が残された。
今後、これらの樹木が繁茂し、国分寺崖線の景観と、瀬田の良好な風致環境が守り続けられることを願い、この碑を置く。
瀬田遺跡の跡地
瀬田1・2丁目の地区には、先土器、縄文、古墳、古代にわたる著名な瀬田遺跡が広がっている。
この地で平成8年に世田谷教育委員会が行った発掘調査では、関東ローム層から1~5万年前の先土器時代の遺跡が8層にわたり確認され、1,162点の石器類が出土した。これだけ重層の文化層発見は、武蔵野台地でも貴重なものである。
この地に瀬田の貴重な歴史が存在したことを後世に伝えるため、この碑を置く。
右手の建物切れ目から西方が開けている
樹庭跡地の碑