七重塔は、天平13年(741)聖武天皇の「国分寺建立の詔」を受けて建立された相模国分寺の伽藍の一つです。
 国分寺の塔には、国家の平和を祈る金光明最勝王経が安置されていました。過去2回行なわれた発掘調査によると基壇(建物の基礎となる土壇)は、一辺の長さが20.4m、高さは1.3mの規模で、残存する礎石から塔の初重の広さは10.8m四方、塔の高さは65mにも及ぶものであったと推定されています。
 また、基壇周辺で発掘された石敷や盛土から、2回の修理もしくは建替えが行われたことも分かりました。
 この塔は、平成4年12月に故大岡實氏の復元図を基に実物大の約三分の一のスケールで建設したモニュメントであります。

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復元された七重塔

七重塔解説