参道の鉄製階段

木製鳥居

伊勢山大神宮拝殿

 国分は相模国の所在により天平文化の華開きし処にして、何時の頃よりかこの地一帯を伊勢山と称す。けだし我等の遠き祖先が守護神として伊勢神宮をここに勧請せしに拠るならん。爾来、谷戸・日久保・滝之下・辻・逆川の五最寄その神徳の宏大無辺に崇敬措く能はざりしも移る世の開発の波に災ひされ、その安泰も危殆に瀕せり。たまたま社地の所有者森下一郎君の理解と協力により、全敷地永久無償貸与の特志を得たり。ここに於いて氏子一同相議し、相謀り、社殿の修復階段設置の再建事業を完成するに至れり。依ってここに碑を建て、もって後昆に伝ふと爾云ふ。

伊勢山大神宮本殿

社殿改修記念碑

寛政9年(1797)の地神塔

五面に天照大神・大巳貴神・少彦名神・埴安姫神・倉稲魂神と刻まれている。