安政参年丙辰〇〇〇谷村五貫目 (右面)

 五貫目道祖神は、徳川中期に旧青山街道(旧国道246号)の現所在地より約300m西方境川鶴瀬橋手前に祀られ、北は世田谷青山、西は伊勢原小田原、南は戸塚鎌倉に通ずる三方分離点として旅人の道標としての役を果たした道祖神です。
 現在の道祖神は徳川後期安政3年丙辰8月と印され、二代目道祖神と言い伝えられております。青山街道は別名大山街道とも言われ、多くの旅人の行来した街道でした。五貫目地域住民も明治時代より平成の今日迄、毎年1月14日道祖神地先にて1年の無病息災並びに豊作を念じて、左義長別名ダンゴ焼きの行事を実施しております。
 平成4年3月一般国道246号大和厚木バイパス開通に伴い、建設省のご配慮により現在地に移転いたし、之れを後世に伝えるべく由来碑を建立し、永く顕彰するものとする。
  (五貫目町内会)

道祖神 (正面)

天下泰平五穀成就 (左面)

左江戸道・右大山道 (台座)

五貫目道祖神解説