この公園から南へ500mほど行きますと、多摩川に架かる二子橋があります。二子橋ができるまでは 「二子の渡し」 と呼ばれる渡し舟で対岸と往来していました。大正14年(1925)に最初の二子橋ができ、昭和2年(1927)からは溝ノ口までつながる電車も走るようになりました。その後、交通量の増大にともない、昭和14年(1939)から電車は専用橋へ移り、昭和35年(1960)には橋の幅を拡げて現在の二子橋が建設されました。
この左右に立つ御影石の柱は、かつての二子橋で使われていた親柱です。親柱というのは、橋の欄干(落下防止用の手すり)の端にある太い柱のことで、ここに橋の名前が彫られます。新しい橋には新たに親柱が造られましたので、古い親柱はこの公園で保存されることになりました。
旧二子橋親柱標柱
旧二子橋の親柱
二子橋の親柱解説