銅造地蔵菩薩半跏像説明

 厨子に入った日輪光背の半跏の地蔵菩薩像の整った姿と、その膝下に遊んでいるような2童子の姿が対照的である。地蔵は鏡延命地蔵と呼ばれ、その光背に寂応という陰刻銘がある。寂応は普門院の住職で寛延4年(1751)に亡くなった人であるから、この仏像もそのころの作であろう。高さは地蔵菩薩が78.8㎝、こんがら童子が40.3㎝、せいたか童子が44.9㎝である。
(佐野市教育委員会)

本堂に掛かる鏡延命地蔵尊の扁額

普門院本堂