小見真観寺古墳説明
六地蔵尊・地蔵菩薩立像
観音堂前の虚空蔵菩薩・文殊菩薩等の菩薩像
水子地蔵尊
山門に掛かる真観密寺の扁額
手水舎
真観寺山門
この古墳は、小見古墳群に属する前方後円墳で、星川の右岸の低台地上に立地している。
現存の墳丘の大きさは、全長112mである。埋葬施設は後円部と鞍部付近に緑泥片岩の一枚岩を組み合わせた2ヵ所の横穴式石室がある。後円部の石室は寛永11年(1643)に発見され、前・後室よりなっている。
鞍部の石室は、後室のみが現存するが、前室については明らかではない。この石室は明治13年に発掘調査され、衝角付冑(しょうかくつきかぶと)、挂甲小札(けいこうこさつ)、鉄鏃(てつぞく)、金環、頭稚太刀(かぶつちのたち)、圭頭太刀(けいとうのたち)、刀子(とうす)、蓋付有脚銅腕(ふたつきゆうきゃくわん)等の副葬品が出土している。出土品は、東京国立博物館に収蔵・展示されている。
これらの副葬品から、この古墳は7世紀前半に築造されたと考えられるが、鞍部石室はやや遅れて造られた可能性がある。
前方後円墳としては最も新しいものであり、埼玉古墳群に後続する首長墓として重要である。
(埼玉県教育委員会)
小見真観寺古墳
観音堂に掛かる施無畏の扁額
観音堂に掛かる聖観世音菩薩立像
観音堂に掛かる正観音の扁額
鐘楼
元文4年(1739)建立の仁王門
正徳2年(1712)建立の観音堂
嘉永3年(1850)の馬頭観世音
元文5年(1740)の塞神
元文5年(1740)の一面六臂の青面金剛の庚申塔
古墳上から見た観音堂
真観寺本堂
忍城の仏間を寛永11年(1634)に移築
聖観世音菩薩立像
弘法大師像