当山は真言宗豊山派瑠璃山玉蔵院医王寺と称し、開山は賢秀法印で、創立は不明だが、慶長12年(1607)御検地水帳には、大芦医王寺と記載されている。又、過去帳には、当大芦は、延元年中(1336-40)中上野の郷士、堀口貞光満によって、芦原を開拓した、故に大芦と云う。その当時建立されたと思われる。
本尊は、阿弥陀如来であったが、2回の火災により焼失し、現在は薬師如来を本尊として祭り上げている。
本堂・庫裡は、建立年代は不明であるが、歴史ある建物であり、檀家各位の協力で屋根修理を始め長年の間、修理しながら維持管理して、現在に至っておりましたが、長年の風雨には勝てず、ここで12年毎の寅の年、ご本尊薬師如来の御開帳にあたり長年の発願であった庫裡の建立が、総世話人はじめ、檀家各位の熱意によって発願され、ここに立派に新築されました。これも本尊薬師如来の広大無辺は加持力と共に檀信徒各位の供養心の賜物である。
ここに檀信徒各位の一層のご多幸とご繁栄を至心に祈願し永代に記すものである。
六地蔵尊
医王寺山門
医王寺本堂
本堂裏の塚上に建つ御嶽山座王大権現碑
歴代住職の供養塔(卵塔)
役行者像
瑠璃山医王寺庫裡建立記念碑
種子が刻まれた板碑
石燈籠
宝篋印塔
明和3年(1766)の廿二夜待と刻まれた如意輪観音像(左)、地蔵菩薩立像(右)
元治2年(1865)の三面六臂の馬頭観音(左)、文政13年(1830)の南無阿弥陀仏名号碑(右)