この道は、古くは 「日光街道」 と呼ばれ、かつて日光東照宮を警備するため、八王子に拠点のあった千人同心(幕府が江戸の外郭警備のために置いた武士集団)が往来した道で、昔から交通の要衝とされてきました。
 街道沿いの杉や松は江戸時代(17世紀後半)に植えられたものと言われ、かつては老樹が立ち並んでいました。この老樹も戦後にあった大型の台風により多くが倒れ、昔の面影が薄れていく有様を惜しんだ故川上庄作氏(三ツ木)が私費を投じて桜苗を購入し植え付け、現在の桜並木となりました。
 この街道では、毎年3月下旬から4月上旬にかけて 「桜まつり」 が行われ多くの人で賑わい、憩いの場所として親しまれています。
 これからも、この桜並木を皆様と共に親しみ、見守っていきたいと思います。
 (鶴ヶ島桜まつり実行委員会)

桜並木説明

鶴ヶ島中学校前の並木道