北側にある耕心館は、かつては豪農・細渕家の母屋でした。細渕家の先祖は、1700年初めにこの地に居を構え、屋号は 「大海道」 です。母屋の南にある養蚕場(後の蚕工場)があり、更にその南側に二本のケヤキの木がありました。それがこの大ケヤキです。大正時代には、二本のケヤキの間を人が通れたそうですが、樹齢300年を越えた現在は、見上げるような一本の巨木に成長し、樹木の上部にはヤドリギが寄生し、野鳥が飛び交っております。
平成26年に郷土資料館が新設された時、この大ケヤキに綾かって資料館の愛称が 「けやき館」 となりました。この大ケヤキは、夏には、伝承の広場一面に涼風を呼び、秋にはたくさんの葉を落とし、豊かな恵をもたらしております。
正にこの大ケヤキは、ここのシンボルであると共に爽やかな景観を醸し出しております。
瑞穂町郷土資料館 「けやき館」
瑞穂町郷土資料館標石
資料館庭内に建つ耕心館の門
耕心館全景
大ケヤキ説明
耕心館前の日光街道道標