浅間神社の西側に富士山階段があるが、この地は、かつて富士山村の南端に位置しています。古い江戸時代の地図によると、所沢街道沿いから南側の地を富士山と呼んでいたようです。この階段位置は、おおよそ昔の浅間神社への参道にあたり、浅間神社と旧八雲神社に至りました。浅間神社は、宝永5年(1708)の富士山と箱根ヶ崎との帰属争いで、裁判の結果、箱根ヶ崎のものとなりましたが、八雲神社は、大正7年に元狭山神社に合祀されるまで、山頂手前左手(今でも平地の跡あり)にあり、富士山村の鎮守でした。
 古老に聞くと参道には、男坂と女坂があり、男坂には石の階段があったそうです。山頂には箱根ヶ崎との境界の道(稜線)があり、古図には、「富士山道」 と記載され、昭和30年代まで歩くことができました。
 この通りに因んで、この237段の木造階段を、「富士山階段」 と命名しました。
 この階段入口から所沢街道にまっすぐ北に向う細い道があり、この道は浅間大門と呼ばれていた浅間神社への旧参道です。参道の入口には、今でも 「東大門」 と 「西大門」 という屋号の家が残っています。
 このように歴史ある参道に位置するこの階段を活用し、狭山丘陵の四季折々の自然を満喫してみてください。
(瑞穂町)

八雲神社造営記念碑

八雲神社拝殿

拝殿に掛かる八雲神社の扁額

八雲神社拝殿脇の浅間神社鳥居

山頂へ延びる浅間神社参道

山頂に鎮座する浅間神社