南無聖観世音菩薩碑
聖観世音菩薩立像
十三重塔
市指定有形文化財の阿弥陀一尊種子板石塔婆
石燈籠
六地蔵尊
庫裏前の泉水石庭
白象像が納められた御堂
鐘楼
観音堂
観音堂に掛かる慈徳文鏡観音の扁額
国昌寺は、曹洞宗の寺院で、大崎山国昌寺といいます。天正年間(1573-92)、見沼区染谷にある常泉寺の第8世住職であった心厳宗智大和尚が開山しました。2世(中興開山)は能書家としても著名な大雲文竜です。
文竜は、名僧知識としてその名は朝廷にまで達し、特に書に秀でていたため、後陽成、後水尾両天皇から3度も召され、宮中で書を指南しています。寺には、寺宝として大雲文竜書の
「大弁才尊天号」 の軸物(市指定有形文化財)が伝わります。
山門は、江戸時代中期(宝暦頃)の建築で、市の有形文化財に指定されています。欄間の龍は、左甚五郎の作と伝えられるもので、棺を担いでこの門をくぐりぬけると、龍に中身を喰われて軽くなるという伝説を持っています。また、この龍は、もともと見沼に住んでいて作物を荒らしたので、日光から帰る途中の左甚五郎に龍を彫ってもらい、釘付けにして門におさめたという伝説もあります。
また、境内には、鎌倉時代の大型の阿弥陀一尊種子板石塔婆(市指定有形文化財)の文化財もあります。
(さいたま市)
左甚五郎作と伝わる山門の龍の彫刻
市指定有形文化財の国昌寺山門(内側)
国昌寺本堂
国昌寺由緒