十王堂
地蔵菩薩・観音菩薩・如意輪観音など無縁塔
閻魔大王・奪衣婆像などの十王
本塔は、日光御成道の道標を兼ねた地蔵菩薩塔で、もとは御成道の路傍に設置されていたことが推測できます。
材質は安山岩で、上部の舟形の地蔵菩薩立像、四角柱状の主体部と台座により構成されています。正面中央には 「奉造立地蔵菩薩幷道中安内塔二世安楽所」
と刻まれており、地元石神町の施主6人によって、元文2年(1737)に造立されました。
道標の銘文は、正面に日光御成道を南下し江戸本郷への道筋を示す 「南江戸ほんがう道」、左側面に御成道を北上し岩槻宿・岩槻城への道筋を示す 「北いわつき道」、右側面には、御成道から東へ進み、赤山街道千住道と日光道中を通って江戸浅草御門に通じる道筋を示す
「東江戸あさ草道」 が、それぞれ刻まれています。
本塔は、江戸時代の重要幹線道路であった日光御成道と赤山街道千住道の道標として貴重な文化財です。
(川口市教育委員会)
道標(地蔵菩薩)説明版
一面六臂の青面金剛の庚申塔
川口市指定有形文化財の元文2年(1737)の道標を兼ねた地蔵尊
元禄2年(1689)の一面六臂の青面金剛の庚申塔
真乗院本堂
真乗院山門
本堂に掛かる真乗院の扁額
宝暦14年(1764)の馬頭観音(左)、正徳3年(1713)の地蔵菩薩(右)
六十六部供養塔の地蔵菩薩
子安地蔵菩薩
六地蔵尊
弘法大師像