宝篋印塔

表面が欠けた文政5年(1822)の石碑

観音菩薩が刻まれた文化元年(1804)の供養塔

 この庚申塔は、文政3年(1820)11月に東新井宿村の庚申講が共同で造立したもので、道標の機能を併せもっています。
 材質は安山岩で、山状角柱型石塔の正面中央に 「庚申塔」 の文字が印刻され、上部に日月の陽刻、台座正面に三猿の浮彫、台座両側面には世話人と講員20人の氏名が刻されています。
 道標の銘文は、右側面に日光御成道を南へ鳩ヶ谷宿に向かう道の 「南はとがや」、左側面には、御成道を北へ大門宿へ向かう 「北大門道」 と、御成道を真乗院の手前で右折し、赤山街道千住道から日光道中千住宿へ至る道筋の 「東千住道」 が刻まれています。
 本塔は、江戸時代の重要な幹線道路であった日光御成道と赤山街道千住道の数少ない道標のひとつとして貴重な文化財です。
(川口市教育委員会)

道標(庚申塔)説明版

多宝院本堂

文政5年(1822)の大乗妙典六十六部廻国供養塔の地蔵菩薩

風化した一面六臂の青面金剛の庚申塔

川口市指定有形文化財の文政3年(1820)の道標を兼ねた文字庚申塔

元禄7年(1694)の三猿の庚申塔

寛政3年(1791)の一面六臂の青面金剛の庚申塔

六地蔵尊

街道に面して建つ地蔵堂

延宝9年(1681)の東叡山厳有院殿尊前の石燈籠

無縁塔

聖観世音菩薩立像