岩槻街道沿いの赤羽西派出所から西へ登る坂です。
坂の北側(赤羽西2-14-6付近)に普門院末の真正寺がありましたが、廃寺となり、坂名だけが残りました。
坂の登り口南側にある明和6年(1769)11月造立の庚申塔に 「これよりいたはしみち」 と刻まれていて、日光御成道(岩槻街道)と中山道を結ぶ道筋にあたっていたことがわかります。
かつて、稲付の人々は縁起をかついで 「しんしょう(真正/身上)昇る」 といって登ったそうです。
(北区教育委員会)
庚申塔の後ろに建つ真正寺坂説明碑
明和6年(1769)の一面六臂の青面金剛の庚申塔