権現堂堤
桜並木の葉が散った堤上の歩道
見頃を過ぎた曼珠沙華
権現堂堤は、権現堂川の水防のために江戸時代になる前に造られた堤です。
しかし、江戸時代を通じて何回もの洪水を経て、明治時代になって地元から新しい堤防造成の機運が起こり、明治8年6月に着工し、10月にはここから栗橋町小右衛門にかけて旧日光道中に並行した新権現堂堤が完成したのです。(現在は国道4号線がその上を通っています。)
明治9年6月に、明治天皇が東北巡幸の際に立ち寄られてその労を感じ入り、この仕事に携わった者の名前を石に刻んで残すように言われ、費用の一部が下賜されました。
人々は大変恐縮し、是非この堤を行幸堤と呼ばせていただきたいと申し出たところ許可されたということです。(以下略)
行幸堤新築開渉吏員職名標
明治天皇権現堂堤御野立所碑
行幸堤之碑解説