旧街道
左手に国道51号線が並走する
昭和44年成田道伊篠の松並木標柱
伊篠の松並木は、国道51号線に沿った旧成田街道約800mの地域の松並木であった。通称杢之進並木といわれ、享保年中(1716-35)佐倉七牧を支配した代官小宮山杢之進が植樹したと伝えれていたが、樹齢300年~350年であることから、年代が合わず、おそらくこれより早い時期に道中者の便を図って植えられたものと思われる。昭和43年4月に県の史跡として指定された当時は、巨松36本が松並木を形成して、街道の美観を誇っていたが、昭和50年代になって、松くい虫の被害を受けて次々と枯れ、昭和57年7月には県の指定が解除となり、昭和59年7月には町史跡指定に変更された。
昭和60年11月、最後まで残った二本も枯損し、その後、町史跡指定も解除され、今は史跡としての名称だけが残されている。
(酒々井町教育委員会)
往時の松並木
成田道伊篠の松並木跡解説
宗吾道道標