稲荷神社鳥居
築山上の稲荷神社
稲荷神社石祠
この地は、隣地平岩公園同様、代々平岩家所有地であり、この度、動物学者・動物文学者平岩米吉氏の長女故平岩由伎子氏より、「江東区の皆様へ」 と遺贈されたものである。氏のご厚情に感謝し、ここにこの碑を建立する。
平岩米吉氏の歌 「狼の頭かいなでていつくしむ われを奇人と世の常は言ふ」
この地は徳川家康の家臣であった平岩家の先祖が、三河より徳川幕府に従って江戸に居を定めてから、大正の中頃まで、約300年にわたって平岩家代々の居所であった。幕末より明治にかけて竹問屋として名を成した六代目平岩甚助の死後、昭和16年に楠に囲まれた広大な敷地内にあった1000坪の池が埋めたてられ、その一部約340坪が公園として東京市に寄附された。その後、昭和25年に東京都より江東区に移管され現在に至る。現存する稲荷神社は古くから祀られていたものを元の築山の上に移したものである。
由緒碑
由緒碑