地蔵菩薩





元禄4年(1691)の如意輪観音を刻んだ十九夜念仏塔

山中薬師本堂
 この本堂の建築年代は不詳であるが、建築様式は水戸吉田町の薬王院と類似している所が多い。昭和12年に円柱等の修理、昭和23年茅葺き屋根をセメント瓦に葺替え、平成3年銅板に葺替えしているので、風格的に往時の貫禄からは薄らいでいると言われている。
桁行三間、梁間三間の方形造り、円柱12本、内陣も円柱、組物をのせ正面に菊花紋、内部全体の天井は格天井づくりである。山中薬師は眼病に霊験があるということで眼病を患う人の参詣者も多い。

仁王像
 仁王像は、もと木幡法円寺の末寺山中広諦寺の山門に安置されていたものである。明治末期、火災のため広諦寺と山門は焼失、幸いにして仁王像は二躰とも搬出し難を免れた。阿形183㎝、吽形190㎝、桧材寄木づくりで江戸時代末期の作と思われる。胸部、頭部共に扁平型で仁王像に見られる力強さ迫力等に欠けるところもあるが、美野里町唯一の仁王像として貴重である。
  (平成3年9月 美野里町教育委員会)

天明5年(1785)の如意輪観音

墓碑

二十三夜供養塔

元禄5年(1692)の阿弥陀如来

参道口に建つ句碑

山中薬師堂解説

山中薬師堂内陣

吽形の仁王像

阿形の仁王像

山中薬師堂

元禄4年(1691)の聖観世音菩薩を刻んだ二十三夜待塔

正徳2年(1712)の如意輪観音を刻んだ十九夜塔