祭神は稲倉魂命。伏見稲荷神社の分霊を勧請し、天之御中主命の二柱の神を祀っている。隅之宮稲荷神社由来記によると、人皇48代称徳帝の神護景雲3年(769)の創立により今より1100年以上前の旧社で、鹿島・香取に比肩する最も歴史を持つ神社である。常陸大掾氏が府中城を築くとき、本社を鬼門に建て、守護神として祀る。この由来記には、明治3年(1870)に起きた大火の様子も記されており、当神社も全焼している。
 稲荷神社の御饌神と呼ばれるので、キツネの古名ケツから「みけつかみ」に「三狐神」の字を充てたものだと言われている。当神社のご神体もキツネである。
 また神社の名は、信仰する者に福徳が授かるというので、この名が付いた。

常夜燈

拝殿に掛かる隅之宮福徳稲荷神社の扁額

拝殿内の祭壇

福徳稲荷神社解説

手水舎

狛狐

狛狐

福徳稲荷神社拝殿

手水石

稲荷社