昔、嫉妬に狂った女が、夫と妾を食い殺し、その怨念から大蛇と化して村人を苦しめていました。このため、村人は毎年9月8日に娘を一人いけにえとして大蛇に差し出していました。ある年、大沢掃部正の一人娘がいけにえになりましたが、この地を訪れた親鸞聖人が念仏を唱えたところ、女の怨念は晴れて極楽往生をとげ、娘は救われました。この時、天から蓮華の花が降って来たので、この地を 「花見ヶ岡」 と言い、救われた娘が草庵を建てたのが、蓮華寺であると伝えられています。
親鸞聖人像
蓮華寺伝説
ご本尊 阿弥陀如来
宗祖 親鸞聖人
本山 龍谷山本願寺(京都西本願寺)
この寺は、親鸞聖人が1215年(鎌倉時代)にこの地を訪れ、大蛇によって苦しめられていた人々を助け、阿弥陀如来の御教えを伝えたことから建立されました。
「親鸞聖人花見ヶ岡大蛇済度之縁起」 として今なお語り継がれています。
蓮華寺由緒
蓮華寺山門
浄土真宗本願寺派蓮華寺寺標
石燈籠
蓮華寺本堂
本堂に掛かる紫雲山の扁額
鐘楼