永福稲荷神社は八王子市新町の鎮守で祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。古くはこの辺り一帯は、竹の鼻と呼ばれていたところから、竹の鼻稲荷神社とも言われていました。厄除け、開運、出世、勝運、商売繁盛、心願成就、縁結び、家内安全、交通安全など、霊験あらたかな神様です。
 宝暦6年(1756)8月2日、力士八光山権五郎が再建し、落成と同日に相撲を奉納したといわれています。江戸時代甲州街道八王子宿の入口に位置しているため、江戸からの往来客による信仰が厚く、寄進された鳥居、天水桶等が境内に現存しています。
 例祭は 「しょうが祭」 と呼ばれ、毎年9月第一土曜日に執り行われます。当日神社で軍配(勝)御守札を授与します。縁起ものとして 「しょうが」 が売られます。

享保8年(1723)の庚申塔

永福稲荷神社由緒

芭蕉句碑 「蝶の飛ばかり野中の日かげ哉」