鎌倉街道とは鎌倉幕府が鎌倉を中心に設置した街道であるが、鎌倉時代以前から既に街道として利用されていたものも多い。従って鎌倉街道はそれらの街道を整備したもので、鎌倉から関東諸国、あるいは遠く信濃、越後、陸奥方面に通じた兵員馬匹の道であったといわれる。
今日、鎌倉街道・鎌倉道といわれる古道が各地に残されており、その一部は依然として道路の機能を果たしているものもあるが、大部分は農道や林道として部分的に残存しているに過ぎず、あるいは全く廃道となって僅かに遺構が確認できる程度になっている。
美里町内の鎌倉街道は、町内を東西に通っており、街道沿いには大道北、海道南、市場など街道にまつわる古い地名が残されている。また、大仏から広木の集落に至る道と旧県道との交差点から、児玉境の一里塚榎跡に至る道筋については、2つのルートが伝承として残されている。
美里町教育委員会
享保17年(1732)の庚申供養塔
天保5年(1834)の辯才天
寛政4年(1792)の庚申塔
欠けた馬頭観音
北口登山三十三桎大願成就碑
鎌倉街道解説板
大正4年(1915)の馬頭尊
万延元年(1860)の庚申塔