往古は延宝8年(1680)6月18日願文銘文によると観音菩薩を安置し、その後武州塚田村(寄居町赤浜)天台宗普光寺の末寺として貞享3年(1686)以前に開山と思われるが、縁起年代共詳しからず。
 当山は松谷山清龍院宗蔵寺と称し、千手観音菩薩を本尊とす。火災により本堂焼失し、再建のため天保7年(1837)より嘉永元年(1848)の間積立を行い再建す。旧堂は屋根替えのため当山の杉を活用し、亜鉛鉄板に葺き替え改修又幾重にも補修を重ねたが、建立以来百数十余年歳月風雨に耐えた本堂も老朽化著しく、檀信徒より大改修の声が挙がり、平成7年檀信徒会議を設け十年計画で準備し、平成12年10月に再度檀信徒会議を開催、一同信心が実り平成13年9月着工し、発願以来7年に渡る本業も平成14年完成す。(以下略)

宗蔵寺本堂建築記念碑

宝暦13年(1763)の廿二夜供養塔(如意輪観音)

六地蔵尊

宗蔵寺参道口

宗蔵寺本堂

本堂に掛かる松谷山の扁額