樹木が多い参道

太鼓庫屋

境内社の御嶽神社

神楽殿

境内社の稲荷神社

諏訪神社本殿

社務所

諏訪神社拝殿

諏訪神社二の鳥居

手水舎

安政4年(1858)の手水石

 創建は明らかではありませんが、江戸時代の 「新編武蔵風土記稿」 には、小榑村の鎮守・三十番神と記されています。元々は本照寺の北側に祀られておりましたが、明治時代の末頃に現在の地に移り奉斎されました。三十番神とは、天照大御神をはじめとする三十柱の神様が一か月(30日)の間日替わりで御神威を発揮され、国土と自然をお守りするという古来からの信仰であります。そのため本殿には今も三十柱の御神像が安置されています。
 その後、神仏分離の際に仏教色の強かった三十番神の社号が廃される事となり、三十柱の番神の中でもこの地に特に縁の深かった建御名方命を信州諏訪神社より勧請申し上げ、社名も現在の諏訪神社と改められました。古い土地の人々は今も 「番神さま」 と呼び親しんでいます。
 また境内には稲荷神社があり、宇迦御魂命が奉斎されています。この社は神仏分離のとき村内に散在する無格の稲荷社が合祀されたものです。拝殿には20枚余りの絵馬が奉納されており、なかでも 「狐の大根採り入れ」 の絵馬は稲荷様の眷属である狐を擬人化した独特の絵柄で、貴重なものとして知られています。境内に茂る数多くの樹木は往昔の面影を良く残しています。

諏訪神社一の鳥居

鳥居に掛かる諏訪神社の扁額

昭和5年(1930)の常夜燈

太鼓庫屋の大太鼓

諏訪神社由緒