石神井神社の由来は古く江戸時代の地誌である 「四神地名録」 には 「石神の神社と号せる僅かなる小社あり。神体は石にて神代より以前の石剣なり」
とあり、江戸幕府の官撰地理誌である 「新編武蔵風土記稿」 にも記述があります。石剣は付近の井戸を掘った時、地中から出たもの、あるいは三宝寺池から出現したとする記録もあります。いずれにしてもこの
「石神の井」 が石神井の地名の起りとなったと思われます。
本社の祭神は少彦名命ですが、石剣もまた本殿の奥深く御神体として奉祀されております。境内社には稲荷神社があり、末社であった榛名神社が本殿に合祀されています。
拝殿内には明治以降の大絵馬十数枚が奉納されています。保存状態が大変良く、破損や彩色の剥落はほとんどありません。
(練馬区教育委員会)
稲荷神社社殿
境内社の稲荷神社
狛犬
石神井神社由緒
石神井神社石鳥居
天保10年(1840)の手水石
石神井神社拝殿
手水舎