明るく見事な庭園

歴代上人の卵塔

六地蔵尊

慶安4年(1651)の地蔵菩薩

南無阿弥陀仏名号碑

六道が刻まれた六面塔

南無阿弥陀仏名号碑

 当山は東京・芝、大本山増上寺の末寺である。 現在、寺領地になっている土地には、元亀(1570-73)年中より当地の武士某の信仰する観音堂があり、その添地であったところに、寛永3寅年(1626)、西蓮社鎮譽一公上人が開基された。爾来、今日に至るまでには、火災・津波等災害に遇うこと両三度の記録があり、大いに荒廃した時期もあったが、よく檀信徒の協力により復興し、昭和63年には本堂をそれまでの木造から鉄筋コンクリート造へと改築し現在に至っている。
 門前に、「六地蔵」 と、「南無阿弥陀仏」 及び六面にそれぞれ 「天道」 「人道」 「修羅」 「畜生」 「餓鬼」 「地獄」 が彫られた 「六面塔」 がある。これは、衆生が業によって生死を繰り返す六つの世界、すなわち全ての世界の諸精霊を供養し仏の加護を願うものである。
 また、行徳では珍しい寺領地としての参道があり、行徳街道より本堂向拝まで一筋の敷石でつなげられている。

浄閑寺本堂

浄閑寺由緒

本堂に掛かる浄閑寺の扁額