中央に窪みのある文明2年(1470)の石塔
昭和40年(1965)の御堂玉垣建設記念碑
地蔵菩薩立像
寛政10年(1798)の他力善根供養碑
下頭橋旧親柱
昭和4年(1929)の下頭六蔵菩薩尊碑
板橋区史跡下頭橋碑
弥生町を横断する道が旧川越街道で、大山町境から石神井川迄が上板橋宿である。宿端の石神井川に架かる下頭橋は、寛政10年(1798)近隣の村々の協力を得ることで石橋に架け替えられ、それまで頻発した水難事故も跡を絶ったという。この境内にある「他力善根供養」の石碑は、その時に建てられたもの。
橋の名の由来については、諸説がある。一つ目は、旅僧が地面に突き刺した榎の杖が、やがて芽をふいて大木に成長したという逆榎がこの地にあったから。二つ目は、川越城主が江戸に出府の際、江戸屋敷の家臣がここまで来て頭を下げて出迎えたから。三つ目は、橋のたもとで旅人から喜捨を受けていた六蔵の金をもとに石橋が架け替えられたからというもので、六蔵祠はこの六蔵の遺徳を讃えて建てられた。同橋と六蔵祠は、昭和61年度の板橋区登録記念物(史跡)に認定された。
板橋区教育委員会
下頭橋解説板
コンクリート製の祠の中に厨子が安置されている
祠内部に掛かる博愛の扁額