川越街道沿いには、様々な石仏・石碑が、堂や、道筋に残り、人々の信仰や、生活の様子を今に伝えています。
 横町の六地蔵は、享保17年(1732)に造立された六体の地蔵菩薩の丸彫立像です。
 地蔵菩薩は、釈迦如来の後に、弥勒仏が現れるまでの間、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上界)に迷い転ずる人々を救う菩薩として、古くから信仰され、親しまれてきました。
 袈裟をまとう僧侶の姿に、それぞれ、錫杖や宝珠、香炉等を持ち、合掌をし、六つの分身となって、街道沿いの人々を見守っています。
 ここには、他に、正徳4年(1714)に造られた地蔵菩薩の立像や、宝暦6年(1756)銘の刻まれた庚申塔があります。
 新座市教育委員会

横町の六地蔵案内板

享保17年(1732)の六地蔵尊

正徳4年(1714)の地蔵菩薩立像

享保18年(1733)の供養塔

宝暦6年(1756)の一面六臂の青面金剛の庚申塔

正徳4年(1714)の大乗妙典六十六部供養塔