両岸に玉川上水緑道が続いている
両岸に玉川上水緑道が続いている
駅前の玉川上水の歴史と由来
西武拝島線の玉川上水駅
立川駅方向に延びる多摩都市モノレール
玉川上水は、「厳有院殿御実記」 などの記録によると、承応2年(1653)2月関東郡代伊奈十郎忠治が玉川上水の奉行に任ぜられて着工し、翌年6月嫡子伊奈半左衛門忠克の時に竣工したと云われており、工事は庄右衛門・清右衛門兄弟が請け負って進めたと伝えられています。
清願院橋は、芋窪街道と玉川上水の交差部に架かる橋で、明治39年(1906)に東京市水道局が作成した 「玉川上水路実測平面図」 では、「八ノ橋」
と記録されています。これは砂川村の玉川上水に架かる橋の中で、西から数えて八番目の橋という意味です。江戸時代に溯る古い橋ですが、橋架年代や橋名の由来は詳らかではありません。
ここから400m下流左岸には、承応4年(1655)武蔵川越藩主松平伊豆守信綱の家臣安松金右衛門吉実によって開削された、最初の分水である野火止用水があります。
昭和46年(1971)3月に架設された長さ7.9m・幅14.0mの旧橋は、平成11年(1999)に 「多摩都市モノレール」 事業に伴う拡幅工事で現在の橋に架け替えられました。
上に多摩都市モノレールの玉川上水駅がある
清願院橋下流域
清願院橋上流域
清願院橋(せいがんいんばし)橋標
親柱に直接刻まれている