天神社由緒
この神社は旧上高井戸村の鎮守で、祭神は面足之命、惶根之命です。明治以前は第六天神と呼ばれていました。
創立年代は詳らかでありませんが、鎌倉時代の頃ではといわれています。天保年間(1830〜1843)には本殿、拝殿が焼失してしまい、しばらく仮殿がありましたが、安政3年(1856)に現在の本殿ができ、最近更に中央高速道路新設にともない、鉄筋の覆殿が昭和50年にできました。
明治以前の祭日は11月22日で、宵宮になると農作業を終えた近所の人びとが、当番制で五人ずつ拝殿にこもり、お神酒を飲みながら世間話に興じ夜を明かしたということです。この
「おこもり」 の風習も昭和40年頃には途絶えてしまいました。また昭和の初め頃まで 「雨乞い神楽」 がありました。これはお祭りをすると必ず雨が降ると伝えられていたため、日でりが続くとお祭りをして神楽を奉納しました。
杉並区教育委員会
安政7年(1860)の常夜燈
皇紀二千六百年記念献木之碑
第六天神社拝殿
本殿覆屋
手水舎
明和8年(1771)の狛犬一対
境内社
大正4年(1915)の狛犬一対
左から稲荷神社・稲荷神社・氷川神社・天祖神社・浅間神社・白山神社・秋葉神社