隅田川大橋碑
隅田川大橋橋上
隅田川大橋は、高速道路(9号線)と、都道475号線が重なった珍しい新しい橋である。
箱崎町は、古くは大名屋敷の並ぶ、隅田川三角州のひとつであったが、維新後には、最初の日本銀行が建てられた地であり、また倉庫や住宅地でもあった。現在は、箱崎川が埋立てられ、高速道路のインターチェンジと、成田空港に行くエアーターミナルが設けられた。街もまたビルやマンションのお立ち並ぶ、交通量の多いところとなって、昔の面影はない。
対岸の深川は、社寺の多い街として発展し、以前は木場でも有名であった。わが国最初のセメント工場跡も近い。
昭和34年(1979)10月に完成したこの橋は、京浜・京葉地帯を結ぶ湾岸道路に通じ、隅田川十五橋の中では、形も役割も特異な橋となることであろう。
昭和59年3月 東京都
上に首都高速9号深川線が通り、圧迫感がある
隅田川大橋(すみだがわおおはし)親柱(橋標)
隅田川大橋下流域
隅田川大橋上流域
下流に永代橋が見えている
上流に清洲橋が見え、その先に東京スカイツリーが見えている
下流右岸の隅田川テラスから見た隅田川大橋