石神井川は、石神井村を流れていたので、この名になったと言われています。
石神井村の起こりは、その昔、井戸を掘ったところ石棒が出たので、これを石神としてあがめ、その井にちなんで石神井となったと伝えられています。また、一説には三宝寺池から出たとも言われています。
この地点は、隅田川から10.3㎞
南詰にある石神井川碑
高稲荷の台地から西へ500mほど、石神井川をさかのぼったあたりを糀屋といい、その昔、村人たちは、田畑に水を引くため堰をつくりました。村人は長い間、堰の番をしていたおばあさんを
「堰ばあさん」 と呼んで大事にしていました。
ある時、堰ばあさんの姿が見えなくなり、心配して小屋をのぞくと大きな蛇がいました。村人たちは蛇は堰ばあさんの化身に違いないと思い、堰の安全と堰ばあさんの供養のために小さな祠をたて、「堰ばあさん」
と呼んで、花や線香をあげました。ここにお参りすると咳が治るといわれていました。
石神井川碑の側面に刻まれた堰婆さん説明
高稲荷橋下流域
下流右岸に遊歩道があり、下流の鎌田橋が見えている
高稲荷橋上流域
上流左岸は高稲荷公園で、上流の早宮橋は見えない
高稲荷橋橋標(親柱)
南詰から見た高稲荷橋
たかいなりはし橋標(親柱)
下流左岸から見た高稲荷橋