むかし、川越街道が石神井川を越えるところに木の橋があり、大水が出るたびに流され、人々は不便な思いをしていました。この橋のたもとには六蔵という男が住んでおり、村人は橋を通るたびにお金を恵んでいました。子供たちがからかって、「下頭六蔵わーいわーい」 などとはやしたてても、けっして怒ることもなく、雨の日も風の日もじっと座って頭を下げておりました。
 六蔵が死んだとき、体の下からたくさんのお金が見つかりました。村人がこのお金をどうしようかと考えていると、旅のお坊さんが、「橋を架けて六蔵の霊を弔いなさい。」 と言いました。
 そこで村人たちは石の橋を造り、「下頭橋」 と名付けました。これが、下頭橋の名前の由来の一つとなっています。

中板橋上流域

上流の東武東上線の鉄道橋が見えている

中板橋橋標

中板橋下流域

東に曲がっているが下流の向屋敷橋が見えている

石神井川碑 「下頭橋の六蔵」

タイトル 「水あそび」

タイトル 「ささぶね」

南詰から見た中板橋

下流右岸から見た中板橋

なかいたばし橋標