この地は新選組局長近藤勇の生家跡である。近藤勇は、天保5年(1834)宮川久次郎の三男(幼名勝五郎)としてこの地に生まれ育った。
15歳の時天然理心流近藤周助に入門、翌年理心流の目録を得て周助の養子となり近藤姓を名乗った。
当時、宮川家の屋敷は面積約7,000㎡の広さがあり、建物は母屋のほか蔵屋敷、文庫蔵、乾燥納屋、地下蔵、農具入納屋などがあり、周囲はケヤキ、カシその他の大木や竹林が茂っていた。現在の敷地は、屋敷の東南部に位置し、昭和18年に家が取り壊されるまで使用していた井戸を残すのみである。
(調布市教育委員会)
産湯の井戸
近藤勇生家跡解説
近藤勇解説