ここは江戸時代の初め、坂木宿本陣の宮原家が置かれたところです。 この本陣は、寛政11年(1799)の火災により焼失してしまいました。 脇本陣の中沢家が代わって本陣となりましたが、天保4年(1833)に宮原家が再建され、参勤交代での、加賀藩の本陣は交代で勤めることとなりました。 この本陣の表門は、間口6間、奥行2間半で、入母屋造り、桟瓦葺きです。 門扉以外は土壁による大壁造りで、扉には八双金物という飾り金具の痕跡があります。 このことから、江戸時代の中ごろに建てられたものと考えられます。 以後、何度か改築が繰り返されましたが、坂木宿本陣の跡として唯一残った遺構として、平成16年3月25日坂城町指定有形文化財に指定しました。

明治天皇御小休所碑

坂木宿ふるさと歴史館

ふるさと歴史館内部

坂木宿本陣表門

旧坂木宿本陣表門解説

旧坂木宿本陣表門表札