当社は、古くは牛頭天王と称し、膳所中庄の産土神です。創建は詳らかではないが、康正2年の棟札が現存している処から見ても、室町時代には己に鎮座していた。
 大津圓満院門跡常尊法親王や、覚淳親王有栖川宮家の御尊崇高く、鳥居や額等種々寄進されている。膳所城主戸田、菅沼、石川諸氏並びに本多家の崇敬長き続き、社領22石の外、社殿の修復も本多家で時々行われた。
 現在重要文化財に指定されている表門は、膳所城北大手門で旧藩主の信仰をしのぶよすがとなっている。
 明治4年篠津神社と改称、旧社格は県社であった。

篠津神社由緒

神輿蔵

少彦名神社 ・  高龍神社

神饌所

倉稲魂神・天穂日神・天忍穂耳神・市杵嶋姫神・多岐津姫神・多岐理姫神

白鳥神・菊理姫神・松尾神・熊野樟日神・活津彦根神・天津彦根神

中門 (神門)

拝殿内部

拝殿

明和2年(1765)の常夜燈

膳所城北大手門を移築した表門

表門内側 (両袖から屋根を突き出した高麗門)

境内社

篠津神社本殿

境内社