昔冬の寒い頃、大雨で河川が氾濫し、上流から流れてきた一体の地蔵尊を拾い上げ、「冷たい水に漬かって、さぞかし寒かっただろう」 と頭から綿をかぶせて祀ったという。そこから 「綿被(かぶ)り地蔵」 の名が付いた。御堂を改修した際、宮大工から棉は水分を吸って地蔵尊を傷めると言われ、以来棉は被っていない。

地蔵堂内陣

木造の地蔵菩薩立像

厨子に安置された六体地蔵尊

六体地蔵尊は眼病にご利益があると言われている