新宮神社の草創は、天平2年(730)と伝えられる。本殿は棟札により、大永3年(1523)に建立されたことが明らかである。また、当本殿は後世の修理の棟札が多数保存されており、これらは年代や工事内容を知る重要な資料となっている。
本殿は寛文11年(1662)に大地震の被害を受けている。この時建物の地盤を上げて、正面に軒唐破風を新たに設ける等の大改造が行われて、現在の姿になった。
母屋の組物は舟肘木とし、母屋の正面と向拝の蟇股は、牡丹と桐など意匠の優れた彫刻を施している。
一間社としては大型の建物で、江戸時代中期に改造を受けているが、全体に調和のとれた美しい本殿である。
新宮神社本殿説明
金毘羅神社
稲荷神社
稲荷神社本殿
大永2年(1523)の建築
鳥居の先にある地蔵尊群
新宮神社社標
都久夫須麻神社社標
拝殿
手水舎
二の鳥居
文政8年(1825)の常夜燈
八幡神社 ・ 都久夫須麻神社
古宮神社
新宮神社本殿
新宮神社本殿
神門
拝殿内部