大乗寺は、戒禅比丘隆韶(かいぜんびくりゅうしょう)大和尚が、約300年前に七本松の内野(現在の上京区鳳瑞町)に開き、禅宗系の寺から法華の寺に改宗されたと伝えられています。その後は、代々尼寺として受け継がれ、無本山の寺でしたが、約20年前に法華宗の大本山本能寺の末寺となりました。
 昭和55年に現在の地に移転したものの、無住の荒れ寺となっていた大乗寺でしたが、平成4年以降、移り住まれた住職により、参道整備など復興が進められるとともに、寄贈された酔芙蓉の苗100本ほどから挿し木して育て、今では1,500本もの酔芙蓉が群生する 「酔芙蓉の寺」 として知られています。

大乗寺由緒

五重塔

漢詩碑

酔芙蓉観音菩薩

十三重塔

清浄を 得されば花も 世の塵と おしゆ こころの 吟の道ゆく

9月頃の酔芙蓉の花

酔芙蓉の樹

青龍歌碑

君がため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ

山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば

立ちわたる 身のうき雲も 晴れぬべし たえぬ御法(みのり)の 鷲の山風

光孝天皇歌碑

源宗干歌碑

日蓮上人歌碑

水子地蔵尊

無造作に置かれた手水石

大乗寺本堂

簡素な山門