この石造五重塔は、寺伝に 「最明寺入道時頼が建長2年(1250)に寺とともに建立した」 と記されている。もともと、境内東端にあったものが鐘楼脇、本堂南側と移転して現在に至っている。
基礎から最上端の相輪までは約2.4mを計る。初重軸部は幅に対して高さがあり、4面に仏(四方仏)が刻まれている。各層の屋根石は軒反りが弱く、屋根勾配も緩いことや軸部一体の造りから、鎌倉時代後期の造立と考えられる。
相輪上半が欠損していることが惜しまれるが、安定感があり、造形的にも優れた五重塔であることから、昭和29年3月20日に建造物として重要文化財に指定されている。
(守山市教育委員会)
最明寺五重塔説明
地蔵堂
鐘楼
五輪塔・地蔵尊地蔵尊
五重塔
本堂に掛かる鎌倉山の扁額
手水石
最明寺本堂
別名 「時頼塔」 と言われ国の重要文化財に指定されている
東陽院圓暁和尚頌徳碑