東門院五重塔説明

いずれも鎌倉時代の造立と言われる

 この塔は各重とも塔身と笠からなる層塔形式の五重塔で、刻銘はないが、様式上鎌倉時代の造立と考えられる。
 基礎は四面とも素面で、幅が広く、成が低い。初重の塔身は前後2石からなり、舟形輪郭内に、正面は阿弥陀、背面は釈迦とみられる仏座像を彫刻している。屋根は軒裏が軒先に向って反り上がり、軒反りは少ないが、屋根勾配は強くしている。相輪は後世のものである。
 鎌倉時代には石造塔の造立が盛んに行われ、県下に遺構が多い中で、各重の笠と塔身を別石で造るなど比較的少ない古式な手法をもつ遺品として貴重である。
 五重塔の左の石造宝塔、右の石造宝篋印塔は、ともに重要美術品に指定されている。
 この宝塔は、基礎や塔身の幅に対して成が低く、細部の様式や手法から鎌倉時代の造立と考えらえる。宝篋印塔は、基礎の幅に対して成が低く、基礎の反花蓮や格狭間、開花蓮の様式や手法などから鎌倉時代の建立と考えられる。
 (滋賀県教育委員会)

半丈六の木造不動明王坐像は近江最大で国の重要文化財

不動明王像

不動堂

東門院守山寺本堂

手水舎

ご本尊は十一面観音菩薩像

東門院の扁額が掛かる仁王門

阿形の仁王像

吽形の仁王像

親子カエル像

宝塔(左) ・ 五重塔(中央) ・ 宝篋印塔(右)

弘法大師像

弘法堂

守山寺の扁額が掛かる本堂内陣

仏像が安置された井戸