享保5年(1720)馬場弥五郎が創業したことに始まる鳥居本合羽は、雨の多い木曽路に向かう旅人が雨具として多く買い求め、文化・文政年間(1804-30)には15軒の合羽所がありました。
天保3年(1832)創業の木綿屋は鳥居本宿の一番北に位置する合羽所で、東京や伊勢方面に販路を持ち、大名家や寺院・商家を得意先として大八車などに被せるシート状の合羽を主に製造していましたので、合羽に刷り込んだ様々な型紙が当家に現存します。
軒下の合羽の形の吊るし看板
合羽所 「木綿屋」 説明
本家 合羽所 木綿屋 嘉右衛門
本家 合羽所 木綿屋 嘉右衛門