鳥居本宿の本陣を代々務めた寺村家は、観音寺城六角氏の配下にありましたが、六角氏滅亡後、小野宿の本陣役を務めました。佐和山城落城後、小野宿は廃止され、慶長8年(1608)鳥居本に宿場が移ると共に鳥居本宿本陣役となりました。 本陣屋敷は合計201畳もある広い屋敷でしたが、明治になって大名の宿舎に利用した部分は売り払われ、住居部分が、昭和10年頃ヴォーリズの設計による洋館に建て直されました。 倉庫に転用された本陣の門が現存しています。
旧本陣寺村家説明
旧本陣寺村家
本陣跡標札