寶満寺は、開基当初は真言宗であったが、鎌倉時代に浄土真宗に改宗したとされ、愛知川地域の中では最も早期の真宗寺院創設を伝えている。
江戸時代に25ヶ寺の末寺を持つことが確認され、延宝元年(1673)以来現在まで蓮如上人御影道中の宿泊所の役割を果たしている。また、明治6年(1873)、この地域で最初の小学校の教場となり、明治12年には庫裡を貸し出して愛知郡役所が開庁した。
親鸞聖人お手植えと伝える紅梅とハナノキが咲く境内には、本堂をはじめ太鼓堂、表門など近世社寺建築が残り、近世浄土真宗大伽藍としての寺観をつくりあげている。
(愛荘町教育委員会)
経蔵
手水舎
宝満寺本堂
庫裡
太鼓堂
鐘楼
宝満寺山門
寶満寺由緒
負別山宝満寺寺標
弘化2年(1845)の親鸞聖人御舊跡碑
寶満寺境内図プレート
親鸞聖人御手植えの梅碑
親鸞聖人御手植えの梅
親鸞聖人像
十三重塔