正面1.5㎞先に望む標高293mの山が松尾山である。関ヶ原合戦において、小早川秀秋が布陣したことで有名である。当時の遺構がほぼそのまま残っており、山頂に軍旗が翻っているのが確認できる。
 吉継は予てから秀秋の二心を疑っていたので、自ら約2,000の兵を率い、下方の山中村の沿道に出て、専ら秀秋に備えていた。案の定、秀秋の兵13,000が山を下り突撃してきたが、その大軍を麓まで撃退すること3度。遂に総崩れとなり吉継は自刃した。
 こうして眼下で数倍の敵と互角以上の死闘を展開した大谷吉継の雄姿が偲ばれる。
 (関ヶ原町)

松尾山眺望案内画

正面に松尾山が見える

松尾山眺望地説明

山中集落

山中集落

山に幟旗が立てられているが分かる