江戸時代を通して、旗本竹中氏の知行地であった此処山中村は中山道間の宿として、酒造業をはじめ十数軒(天保年間)の商人が軒を連ね賑わっていた。
この立場といのは、旅人や駕籠を止めた人足たちが利用する宿間に設けられた休憩所のことである。旅人が杖を立て掛けて休んだことから、このように呼ばれた。
関ヶ原宿~今須宿間の距離は1里(約3.9㎞)であるが、距離によっては立場が2ヵ所あった。ここは地形的に西側に街道の難所今須峠が控えており、この立場に立ち寄る人も多く活気を呈した。なおこの旧立場は明治初期に修築されている。
(関ヶ原町)
立場説明
立場跡
国道21号線から分岐する旧道口